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07 July

【ラノベ】鋼殻のレギオスⅠ~Ⅴ

 何をやってるんだ俺は!!!

 色々な予定不調和で今日の予定が台無しです。だから作業入れてる日に外出なんてしたくなかったんだよ道に迷うし。

*

 実はここ数年ラノベをまともに読んでおりません。“空鐘”は追ってたけどそれ以外は全然。正直喰い飽いていた節すら。

 ただ、件のタイトルは、幾つかの書店で行き成り全巻平置き総プッシュされていたので、どれほど面白いのだろうとその場で手にとって立ち読みし、プロローグのエンジンの掛かりの悪さから微妙な気分になりながらも(基本的に俺はあとがきは興味がない人なのであとがきから読むとかはしない。蛇足だが雨水シュウスケ氏が書くあとがきは真面目さ故にか面白みが正直欠ける)、文章表現は悪くはなく。どちらかといえば好み。
 最近のノリ重視の「絵を描く労力を恐れて漫画にすべき構想を文章にしました」みたいなのではなく、ちゃんと小説していたので、一巻をお家に持ち帰って、コールネの原稿にもまれて全然読まないままで居たのを、ここ数日バイトの休み時間で読んでいたら面白くなって没頭して…。

 で、今日出かけてしまった運の悪さゆえに、平置きされてた奴全て揃えて、そのまま読破してしまいましたvvてへ☆




                   …orz




 レギオスを読んでしみじみ思ったことは矢張り俺は強い男が好きなのだなぁとしみじみ。
 精神的に強い男も魅力的だが、矢張り、物理的に「圧倒的」というのは素晴らしいものである。何せ派手だ。とても派手だ。派手なことは思想と方向性が備わっていれば大変素晴らしいものである。

 だが正直、そんな強い男に食傷気味だったのも事実だったのだ。

 酷評すれば、世間の強い男はもう、色々と焼きまわしというか以下略。強い男というそれそのものの表現は正直言って、やりつくされている。極論からすると、大体が「×××!!(技名)」「どかーん」「これはこれこれこういうぎじゅつでこの男でなければ不可能なのだ」「すごーい」である。もしくは、間を利用した表現で第三者が「なんだか圧倒的だったことだけわかった」的なアレである。大体この二つだ。そして大抵はこの両方を使い分けて表現される。

 そして有体に言うと、「レギオス」の主人公、レイフォン・アルセイフが真価を発揮すると大体こういう展開になる。酷い話だが私はこの辺を大体斜め読みしている。疲れるからだ。なんだか圧倒的状況についていけるほど心身ともに若くなくなってしまったようでここまで書いて自分でしょんぼり。

 だがまぁ、強い男というのは魅力的である。

 最近は強さの裏にある弱さの表現のほうが好きになってきて(大人になったなぁ…)そんな訳で、レイフォンの情けなさ、少年的な未熟さはそういった俺の嗜好も十分に満たしてくれた訳で。

 ラノベ(…というか富士見)を離れていたので、雨水シュウスケ氏の作品はこれが初接触なのだが、キャラクターの造詣、世界観はありきたりだが、それを見せる細部のファクターの造詣は悪く言えばチープ、だが基本に忠実でしかしちゃんとオリジナリティがあって新鮮味がある。安堵と良い裏切りの見事なバランス。
 特に序盤の三巻までのニーナやフェリとレイフォンとの絡め方、見せ方は見事で脱帽してしまった。素晴らしい。こんなキャラクター作りが出来るようになりたいものだ。
 四巻のシャーニッドの所でちょっとキナ臭かったが、四巻は続行か終点かの基点なので(人気が出なければ五巻を最終巻にした伏線貼りがされる。人気が出る場合はここで世界観が広げられるために)練度が甘くなるのはラノベの宿命だろう。そういう意味では序盤の隊員が五人なのもなんだか作者の意図が感じられる。五巻打ち切りの完成度の高い状態も見てみたかったなぁというのは、自分も未熟ながら作り手であろう故の嗜好だろうなぁ。

 でも4巻辺りから十七小隊の空気が良くなる感じは好きだなぁ。作者の意図にはまりまくりんぐ。

 なんというかキャラ構成が両手に花的に女性キャラが多く、そして鈍感な主人公というお約束ですが、内容が硬派なだけに厭味がなくこれまた俺の好きバランス。珍しいことにどの女性キャラも捨てがたい魅力が。でも一番好きなのはニーナかなぁ。彼女にしたいという意味で。俺も女だが。次に彼女にしたいのはメイシェン。可愛い。素晴らしい。飯つくりに来て。友達になりたいのは陛下で。フェリはキャラクターとしては好きだがきっとリアルでいたら精神的に殴り倒してそうなので文面で愛でるだけに止めるとかそんな。リーリンはまだ底が読めません。次巻に期待。

 ところで六巻のレッド・ノクターンが買い求めた書店の何処にも置いてません。売り切れですかなんてこった。明日色塗りオフなのでそのついでに買い求めるとしましょう。っていうか手元の絵と明日(最早今日)の早番とその後の夕方出かける算段とを放り出してこれを書いている俺はとっとと戻ってこいと。


 久々にむさぼるようにラノベを読みました。何かの物語を摂取している間の俺は極端に低エネルギーで動けるらしいです。原稿に集中してるときもそうだけど。
 書きたい方向性の文章を読まないと、書きたい文章は書けないよねぇなかなか。描きたい方向性の漫画を読まないと描きたい漫画は描けないのだよなぁ不思議と。

 俺も皆に続きを読みたいと思わせる何かを提示できるものになりたいなぁ。
 よし、なろう!続きを読みたいと思える作品を書く俺に!(゜ω゜)
 とりあえずまずモンクウィズ!(゜ω゜)
 そのためにはこの絵を仕上げないと!(゜ω゜)
 がんばろっと!(゜ω゜)

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