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05 January

完結:エビアンワンダー(おがきちか)

 一迅社発行のを単行本読みしてた訳なんですが。

 いやもう、最終話で噴いた(´Д`*)
 何この究極の義姉弟ラブ漫画。

 余談だけど、実の姉弟(兄妹)でラブだとアブノーマルで俺はそこで萎えるし、義理のほうだと「近しい他人」的な熟成感がなんかまたピュワくない。泥臭い。そういう意味ではもう本当に、究極の義姉弟ラブ漫画ですね。

 読み終えたとき、「うわぁ!頭から読み返してぇ!!」って唸って、実家から帰ってきて速攻既刊掘り返して読み返した。俺は最初から胡散臭いフェイ・イが(ある意味俺の萌える唯一の年齢・性別だったので)好きだったのだが、最後読んだあと読み返すと萌えが倍率ドン(´Д`**)

 フェイ・イのみならず、ハウリィやフレデリカも新しい発見があって超新鮮だった。


 りあくとぷらすじゃないほうのフェイ・イとかすごい勢いでおっさんだ。なんでどんどん若くイケメンになってるのこのおっさん(あんまりだまだ多分30歳前)読み返すとフェイ・イはすごい勢いでフレデリカにデレすぎてて噴ける。お前色々正直だな。

 兎も角ハウリィとフェイ・イの会話とかフレデリカとフェイ・イの会話とかもうフェイ・イでいいです。兎も角名言だらけだこの野郎。
 何が「君は質問していいよ」だっ!!全力で胡散臭い。(誉め言葉


 ちょっくら描き手的触感。

 そういや当初、ハウリィとフェイ・イのキャラの記号が被りすぎてて、ランドリオール(同作者の別作品)のキャラの豊かさを知っていた俺は何で?って頭を捻ったもんでした。まぁ、何故かは解決したんですがね。そういった俺の不満を綺麗に解消しきったお陰で、「俺の心に残る好き漫画」に見事ランクインしたのでありました。

 正義を振りかざさない悪ぶった女が自己の利益のために腐った悪人を刈り取って行くという話の一羽完結型が基本で、横に広げないゆえに、一話一話は寧ろ詩的ですらあるお話。話は面白いが話の起伏は緩く、よく言えば絵本的、悪く言えば予定調和。ただし名台詞多し。
 ある意味4巻完結というのも合理的。これ以上長く伸ばすのは無理を感じる。
 兎も角主人公のフレデリカを掘り下げることに使われている。その部分を面白いと感じられるか否かが、この話を面白いと感じるか否かの分かれ目。(何せサブキャラクターと例えられる存在が殆ど出番がない)

 俺はこの本が訴えていることは嫌いじゃないよ(゜Д゜)
 あと、最後がラブなら全てよし。


 最後まで読んだときに、思い出として振り返るためではなしに「読み返したい」って読者に思わせるのってすごいと思った。


 とりあえず、同時に買ったランドリオールの9巻が流し読みだけで複雑気味で把握してないけど暫くエビアンの読後感に浸ってたいので後回しってくらい感動しますた。

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